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東京都ミシン組合 【セイコーミシン】 講習会開催!

株式会社 日本ミシンタイムス社

東京都ミシン商工業協同組合(立川健夫理事長)と東京都ミシン商工業協同組合技能士会(新井信久会長)は共催でセイコーミシンの主力機種の一つ「BSCシリーズ(高速度細型シリンダーベッド1本針本縫総合送り返し縫付ミシン)」の実機勉強会を2025310日、組合会議室で開催した。

 勉強会機種のBSCシリーズは、垂直全回転2倍釜・自動返し縫・自動押え上げ・クライミング機構・デュアルステッチ機構を搭載したサブクラスを含めると幅広い機種展開を行っている同社主力の最新鋭機。

 今回、組合と技能士会で学んだのはBSCシリーズのハイスペックタイプ。シリーズの主な装備は内蔵式ボビンワインダー、大型交互上昇量調整ダイアル、大型プーリー、ダブルテンション糸調子、自動押え上げと膝上げが共有可能となっている。実機はBSC―8BL―BTFL―CD―DSで、シリンダーサイズは50ミリ、中厚物から厚物の革やレザー、ビニール等の生地や合成素材などの縫製に優れた同社最新機種となっていて、バッグ類や靴類、帽子類などの細筒縫い、曲縫い、袋縫い等を主な用途としている。

 立川東ミ商理事長は「今回技能士会との共催でセイコーミシン最新鋭機となるBSCシリーズのハイスペックモデルを学んだが、日々のご商売の一助となるようそれぞれの客先へ提案してほしい」と話し、また新井東ミ商技能士会会長は「厚さの異なる縫製物においても均一できれいな縫い目となり、品質の安定化はもとより、実機を操作して感じたのは作業効率を著しく高める機能を有している。魅力的な一台だ」とも。

 同機の販売実績のある参加者を中心に勉強会の半分ほどの時間を割いた質疑応答の時間となったが、「熟成された機種に仕上がっていると思う」といった意見や、使用している客先からの声を伝えるなどしてメーカーとの意見交換も内容の濃いものとなった。

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